搬入ルートは「本体寸法」より先に確認する
アンダーカウンター家電はキッチン天板下に収まっても、玄関から設置場所までのどこかで止まると搬入できません。確認すべきなのは、幅だけではなく「角の曲がり」「段差」「開口の有効寸法(手すり・ドアノブ・框の出っ張り)」です。梱包状態の外形寸法も必ず見ます。
配送前チェック(メジャーで現地確認)
- 玄関ドアの有効幅(ドアを最大に開いた状態)
- 共用廊下・室内廊下の最狭幅、手すりや消火栓の出っ張り
- 曲がり角(L字)の内側寸法、踊り場の広さ
- 階段の幅と天井高、手すり位置(持ち上げる余裕)
- エレベーターの間口幅、奥行、高さ(扉が閉まるか)
- 設置場所の直前での「最後の曲がり」や段差(敷居)
「通過できる幅」は梱包と持ち方で変わる
同じ機種でも、梱包材の厚みや持ち手の位置で必要幅が増えます。通路ギリギリだと、搬入時に壁・框・スイッチを傷つけるリスクが上がります。目安としては、最狭部の有効幅に対して片側10〜20mmずつの余裕(合計20〜40mm)を取り、角で持ち替えが必要な箇所はさらに余裕を見ます。
ポイント:ドアやエレベーターは「枠の内寸」ではなく、実際に物が通る有効寸法を測ります。ドアノブ、ドアクローザー、床の段差、養生の厚みも加味します。
角を曲がれるか(回転半径)の考え方
ワンルームで詰まりやすいのが「廊下のL字」。段ボール箱のような直方体は、角で一度回転させる必要があります。簡易的には、梱包の幅と奥行から対角長を出し、角のスペース(内側の空き)がその対角長を上回るかを見ます。
搬入チェック(簡易)
mmで入力。数値が未入力の場合は判定しません。
入力後に「判定する」を押してください。
注意:これは現地判断の補助です。実際は養生、搬入姿勢(縦持ち可否)、取手や配管の出っ張り、階段の勾配などで結果が変わります。ギリギリの場合は販売店へ「搬入可否の事前確認」を依頼し、再配達費や吊り上げ対応の条件も確認します。
階段・エレベーターで詰まるポイント
階段:幅だけでなく、踊り場の奥行と天井高が重要です。箱を斜めにした瞬間に上階の天井や手すりに当たるケースがあります。手すり側に逃げがない場合は、人が回り込む余地(持ち替え)がなくなります。
エレベーター:かご内寸が足りても、扉の有効幅が小さいと入らないことがあります。扉が閉まる位置まで押し込めるか、操作盤や手すりの出っ張りで箱の角が引っかからないかも見ます。
実務メモ(記録するとスムーズ)
- 測った箇所はスマホで写真を撮り、寸法を写し込む
- 「最狭部」「角」「最後の50cm」を優先して記録する
- 梱包サイズと重量を控え、1人搬入か2人搬入かも確認する